入院4日目。手術前日。
本日も手術準備です。
今日は朝から下剤祭りです
大腸カメラの準備の時と同じ、2リットルの下剤を飲んで
本格的にお腹を空にしていきます。
いつもは自宅でトイレ通いですが、今回は病院という事で緊張したのか、なかなかスッキリ出てくれず、初めて2リットル全部飲みました。
頑張った、自分!
因みに、これでダメだった場合は浣腸してしっかりお腹を空にします。
下剤祭りが終わると、
脚のサイズを看護師さんに測って頂きます。
足首やふくらはぎ、膝、太もも等、足の数か所、左右同じ場所の周囲を測ります。
測った場所に印をつけて、術後、同じ場所をもう一度測ります。
そうすることで、術後どれだけ浮腫みが出ているかを把握するためです。
今回はリンパも取る可能性があるため、術後はかなり浮腫みやすくなる事が予想されます。
リンパを取ると、リンパ浮腫の心配も出てくるので、足の浮腫みチェックは大切な作業なのです。
脚の浮腫み測定の準備を終えると
ムダ毛のカットとおへその掃除です。
おへそは前回同様、掃除済みで出向いたので、一応サラっとやってもらって終了でした。
ムダ毛のカットは、前回の腹腔鏡手術の時と同じように、美容脱毛における「トライアングル上」あたりを中途半端に削られました(笑)
前回は念のためカットすると言って剃ったものの、全く意味が無かったのですが、
今回は、卵巣の腫瘍が悪性であれば確実にその辺までメスが入りますので、メスを入れる場所がよく見えるように毛をカットする必要があります。
これらの準備が終わったら入浴を済ませておきます。
食事は21時までにラコールを飲み、OS-1は翌日6時までOKです。
そこからは絶飲食。
これで前日の準備は完了です。
ついに翌日、手術本番を迎えるのみです。
緊張。
手術当日以降の事はまた改めて書きますが、
術前に多少の覚悟をしておくと良い事も書いておきます。
術前準備期間はけっこうヒマでのんびりしています。
ですが、術後は体が簡単に動かせなくなり、とにかく大変です。
ですので、入院前は退院後になるべく安静に出来るようにやれることはやっておくのをオススメ致します。
「帰ってからやろう」と思うと、一か月近く放置せざるを得なくなります。
術後しばらくは、普段できてた何気ない動きすらままならないのです。
そして、入院して術前準備をしている間は
疲れる事はせず、体力の温存をなさることをオススメ致します。
それほどに術後は体力を奪われます。
動けない、食べれないで、筋力が奪われ、体力がガクッと落ちます。
今まで簡単に出来たことがものすごく大変になります。
脅かすようなことばかり書いてしまって申し訳ないのですが(笑)
術後は大変になる、という事を頭に入れておいてから臨むのと、何も考えずに臨むのとでは、驚きと辛さが多少違うと思うので、書かせて頂きました。
でも、ずっと動けない訳ではありませんので、ご安心下さい。
時間とともに必ず体力回復致します。
ただ、腹腔鏡に比べて、回復までに時間ががかかり、焦るので、あらかじめ覚悟しておくと少し心の余裕が出来るかな、と、思います。
個人差がありますが、私の場合
日常生活で気になる所がなくなるまで、術後三か月くらいかかりました。
物理的な術前準備に加え、「術後は大変だぞ」「回復に時間がかかるけど、それが普通だぞ」という気持ち的な準備もなさっておくと良いかと思います。
あ、それから、他の方のブログ等で学んで一番役立ったことも書いておきます。
腹腔鏡の時も書いたかも知れませんが、
術後三日目までは痛み止めバンバン使って、少しでも痛み少なく過ごす、という事です。
我慢しても痛みは取れないので、痛い、と思ったらすぐナースコールです。
看護師さんも、すぐに対応してくださいます。
「術後三日目まで痛み止めを出し惜しみしない」
術前に覚えておくと便利です。