34歳、独身、彼氏ナシ、子宮体癌闘病日記

34歳で子宮体癌デビューの闘病漫画ブログ

子宮体癌闘病記その58、リンパマッサージは優しく、こまめに。

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術後8日目、相変わらず頭は痛いけど、以前ほど悶絶することもなくなりました。

 

一年前の出来事で忘れていることも多いので、改めて当時入院した時に貰った計画書みたいなものを見返してみると、どうやらこの頃は朝晩に血液凝固阻止の皮下注射と抗生剤の点滴をする以外、特に医療行為はなかったようです。

あとは空いた時間で病棟内を歩いて体を動かす…というのが基本的な一日の流れだったようです。

 

そこに加え、今日は退院に向けての準備が始まりました。

術後に気を付けなければいけない事は、

血栓リンパ浮腫③出血④腸閉そく

大きくこの辺に気を付けるように説明を受けました。

(前回のコメント欄で気を付ける事を③までしか書きませんでしたが、四番目も注意するように言われたのを思い出したので、追加しておきます)

 

血栓に関しては、目視ではわかりません。

なので、病院の検査でしっかりと見てもらう必要があります。

 

まずは、CTを撮り、お腹に血液の塊など、問題が無いか見てもらいます。

すっかり撮り慣れたCTですが、術後に撮るのは初めてで、仰向けに寝る時お腹に力が入らず、介助してもらいながら横になり、術後の不便さを実感しました。

それから、エコーで脚の付け根から足首までをくまなく見て、血栓ができていないかを確認してもらいます。

エコーはくすぐったくて笑いを堪えるのが大変でした。

 

お次、②リンパ浮腫

これは自分で予防、確認ができます。

手術で鼠径部の大きなリンパ節とりました。

ですが、体内には他にも小さなリンパ管がたくさんあるので、それらが代わりにリンパを流してはくれるのですが…

それでもリンパの流れが悪くなりやすくなります。

リンパの流れが悪くなると、リンパ浮腫になる可能性があるそうで。他にも、傷口からの感染症や、蚊に刺されて起こる炎症などなど、リンパの流れが滞ることで起きる様々なリスクが高まる、との事で、

 

それらを予防するには、自分で毎日自分の足をよく観察し、いつもより浮腫みが酷い、左右で浮腫み方や肌の色が違う、などの異変に気付けるようにする、

そして、自分で毎日リンパマッサージをしてリンパの流れを促すことが大切なのだそうです。

と、いうことで、リンパマッサージのやり方も教わりました。

おそらく、マッサージの仕方は各々病院で説明受けると思うので、ここではサラッとだけ。

力は入れず、足の先→ふくらはぎ→太もも→下腹部&お尻→脇腹→わきの下と、ゆっくりさすり上げリンパを流す、といった感じです。

その時看護師さんに言われたのは、足の大きなリンパ管が無くなったので、胸の脇のあたりにある大きなリンパの流れをよくし、そこへリンパを誘導してやるのが大事なのだそうで、

そのためには、肩を開き、肩回りの筋肉をほぐす、肩の力を抜く、よく笑い、胸の脇のリンパ管付近の筋肉をほぐし、リンパの流れを良くしておく、という事を意識すると良いそうです。

 

私も今でも気が付いたら肩を回したり、肩の力を意識的に抜いてみたりしています。

リンパマッサージに関しては…実は今は毎日やってないのですが(笑)

脚が浮腫んだな、と思ったときは軽くマッサージしたり、足を高くして休んだり、気が付いたときに足首を回したり、踵を上下させて、ふくらはぎの筋肉を動かしたり(これだけは毎日しているかもです)仕事から帰宅したら弾性ストッキングを履いたり、

あ!それから、やはり、足を締め付けるような下着や服を避けたり(またパンツの話でスミマセン(笑)

その時の脚の状態を見ながら…という感じでケアしています。

あとは、水分を取った方が良いそうなので、こまめな水分補給を気を付けています。

 

本当は毎日しっかりケアするに越したことはないのですが

あんまりカッチリ決めてケアしていると私の場合かえってストレスになるかなぁと思ったので、私は気楽に、「足が重たいかな?」と思った時に小分けにやっています。

皆様も、ご自分に合ったケアを模索して、無理のない範囲で行うと良いと思います。

 

もしも、左右で足の太さが明らかに違うほど片方だけ浮腫んでいる、片方だけ脚の色が赤黒く変色している、などの異常が現れた時は、リンパ浮腫の疑いがあるため、すぐに主治医へ相談した方が良い、との事でした。

両足が同じくらいに浮腫んでいる分には、ただの浮腫みなので、マッサージをこまめにしてやるのが良い、と先生に言われました(笑)

ただ、日常生活に支障が出るほどの浮腫みがあり、(笑)じゃ済まない!というときは先生に相談した方が良いと思います。

 

 

③出血に関しては、お腹の手術をしているので、重いものを持たないなど、皆様も想像しやすい注意点だと思いますので省きます。

 

④腸閉そくの説明は翌日聞いたと覚え書きのノートに書いてあったので、また次回にお話ししようと思います。