34歳、独身、彼氏ナシ、子宮体癌闘病日記

34歳で子宮体癌デビューの闘病漫画ブログ

子宮体癌闘病記その41、開けてみないと分からない!

f:id:morigyu:20180422090440j:plain

腹腔鏡で子宮全摘手術を受けてから

半年も経たない内に右卵巣に異変が見つかり、

今度は開腹手術をすることになりました。

 

子宮がもうないので、今回は手術を受ける事に迷いは無く

すんなりと開腹手術への準備に入りました。

 

と、いう事で、早速今後の治療方針について聞きます。

 

今回は卵巣という事で、開腹して取り出してみないと悪性腫瘍か否かは分からないとの事で、手術は二段階に分かれ、治療方法は病理の結果次第で三通りに分かれます。

 

まずは、一段階目の手術。

お腹を10㎝ほど開いて、右卵巣のみ取り出します。

そして、その場で開腹した状態のまま右卵巣を簡易的に病理検査して、腫瘍が悪性なのかを調べます。

 

①良性だった場合は右卵巣の摘出のみでお腹を閉じて終了。ガンではないので、治療もここで終了。卵巣腫瘍に関しては根治です。子宮体癌の経過観察のみ継続し、五年再発が無ければ子宮体癌も根治とみなします。

 

②右卵巣が悪性の場合、二段階目の手術に入ります。10㎝ほど開腹していたところを更に10㎝ほど切り、全部で20㎝ほど開腹して、転移予防として、左卵巣、リンパ節、大網膜(横隔膜の近くにある脂肪の膜のようなものらしいです。)を摘出します。摘出した部位は病理検査に回し、転移が無いかも調べます。

 

手術はこの二段階が予想されます。

 

続いて、取り出した右卵巣の詳しい病理検査の結果で、術後の治療が二通りに分かれます。

手術中に行った簡易的な病理検査では、腫瘍が悪性か良性かのみを判断したので、より詳しくガン細胞を調べ、卵巣にできたガンが、子宮体癌と別にできた卵巣原発のガンなのか、子宮体癌の転移で出来たガンなのかを判断します。

 

ガンの細胞の並び方などで、体癌と同じ細胞なのか、違う細胞なのかがわかるそうです。

 

卵巣原発の卵巣ガンの場合は、卵巣のガン自体はステージ1a期なので、摘出手術のみで治療終了、体癌とともに経過観察をします。

 

③右卵巣のガンが、体癌の転移だった場合、手術が終わった後に抗がん剤治療も加えます。月に1度、抗がん剤を投与する治療を、4~6回行い、再発が無ければ治療終了。経過観察になります。

 

治療のパターンはこの三通り。

 

①だったら嬉しい。②だったらダメージ小さめ。③だったら長期戦です。

 

どちらにせよ、開腹手術をしてしまうと、二週間で仕事復帰とはいきません。

手術しないと復帰までにどの位かかるか分からなかったので、入院ギリギリの4月26日まで働いて、仕事は辞める事にしました。

 

治療方針も理解したので、

また入院、手術に向けての準備を始めます。

今回は仕事も急に辞める事になったので、職場にかかる迷惑を少しでも減らすための引継ぎやらの準備も加わり、入院までの1か月弱はてんやわんやでした。

 

そんなてんやわんやな準備編は、また次回。