両卵巣、リンパ節、大網膜を取る手術を受け、退院して
五月の末に手術で取った部位の病理検査の結果を聞きに来ました。
手術で取り除いた部位を細かく分けて、ガンがあるかを顕微鏡で見てもらいます。
卵巣には手術中の簡易検査の時点でガンが見つかっていますが、
他の部位からもガンが出る可能性もあります。
転移の有無とともに、卵巣のガンが卵巣原発のガンなのか、子宮体癌の転移なのかも細かく調べてもらい、抗がん剤治療を追加するかを判断してもらうのです。
結果を待っている間、一応前向きにも考えておこうと思い、抗がん剤しなかった場合は何から始めようかとかも考えたりしましたが、
心のどこかでかなりの高確率で抗がん剤だろうな、と思っていました。
検査の結果、やはり抗がん剤をススメられました。
ショックというよりは、社会復帰が遠のいた上に、面倒なことになったな
と、冷静に思いました。
なんの予告もないまま突然だった最初の体癌告知と違い、なんとなく予測が出来ていたので、落ち着いたものでした。
なので、今回はガンの状況を落ち着いて聞くことができました。
今回の検査でガンが見つかったのは卵巣のみでした。
ですので、次に注目すべきは
卵巣原発のガンか
体癌の転移か
ということです。
その見極め方は
ガンの出来ている場所と
ガン細胞の並び方が体癌とどれだけ似ているか、という事なのですが…
私の卵巣に出来ていたガンは、
ガンの出来ている場所は卵巣原発のガンによく見られる出来方らしいです。
ガンの深さもごく浅く、1a期のガンです。
これで、細胞の並び方が体癌と違う顔つきならば卵巣原発のガンと判断され、
今回は初期の卵巣がんという診断になり、
抗がん剤はせずに経過観察になるわけです。
が…
そのガン細胞の並び方が、体癌のものとよく似ているとの事で。
これで、ガンの出来た場所が体癌の転移でできやすい場所にあれば体癌の転移とされるのですが、私はそうではありません。
そうなると、もはや検査では体癌の転移なのか、卵巣原発のガンなのか、
はっきりと断定できないそうです
体癌が卵巣に転移したのかもしれないし、
実は卵巣癌が先にあったけど小さくて見つからず、子宮体部に転移して、先に子宮体部の癌が大きくなって見つかったのかもしれないし、
初期の体癌と、初期の卵巣癌の別々の癌をたまたま立て続けに患ったのかもしれない。
これらのいずれとも言えるし、どれが真実かは断定できません。
というのが今回の結果でした。
まさに
「え~~~…。。。」
でした(笑)
検査をしたのにこんなにフワッとした結果になるとは思ってもみませんでした。
そして、こんなにフワッとした結果になったので、
他の部位に転移は見られないにしても
卵巣の癌が1a期にしても
抗がん剤をしておいた方が、今後の再発予防になる、と、提案されました。
私もこの機会に抗がん剤でしっかりガンを叩いておきたいな、と思ったので、
その場で即、抗がん剤治療をお願いして、入院の予約もその場でしました。
どうせ術後でまだ体の動きも不十分だし、仕事もやめてしまっているし、やるなら今だ!と、思いました。
やはり、半年のうちに立て続けに子宮と卵巣にガンができたのは、今後再発の可能性も考えてしまうので、抗がん剤でまだ見えていないガンもやっつけて、少しでも不安を取り除きたかったのです。
先生も同じようなことをおっしゃっていて、
ここまで先生と自分の意見がはっきり同じで、納得して治療法を選んだのは、これが初めてかも知れません(その代わり検査結果には納得しきれない部分はありましたが(笑)
そんなわけで、即決で抗がん剤治療する事になりました。
次回から抗がん剤編に突入です。
書きたいことがいっぱいです。
と、ここで年末のご挨拶を。
今年は何度もブログの更新が不安定になってしまって申し訳ございませんでした。
それでもいつも読んで下さったかた、
コメント下さったかた、
本当にありがとうございます!
とても元気を頂きました(*^^*)
来年はもう少し安定して更新できたらな、と思っています。
それでも仕事もしているので、また忙しくて更新まばらになる事もあるかと思いますが、とにかく、この病気のお話を最後まで書けるまでは続けさせて頂きたいと思います。
本年もブログを読んで下さり、ありがとうございました!
気が向いて下さった方はまた来年もよろしくお願いいたします(*^^*)