34歳、独身、彼氏ナシ、子宮体癌闘病日記

34歳で子宮体癌デビューの闘病漫画ブログ

子宮体癌闘病記その3、ツルっとした告知

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これが世間で言う告知というものなのでしょう…かねぇ?

と思うくらいあっさりとした告知でした。

 

この病気になって、ドラマを参考にしてはいけないな

ということを学びました(笑)

 

もちろん、先生は私が不安にならないように丁寧に説明して下さったし、年末にも関わらず迅速に動いて下さって、病院の対応が悪かったという事は全くないのですが…

ドラマのイメージだと事前に家族も同行するように言われて「これは良くない知らせだぞ」と家族とともに覚悟のうえで告知を受けるものだと勝手に思っていた私は驚きました。

 

実際は完全に気を抜いた状態で、隣の診察室から他の妊婦さんの赤ちゃんの心音を聞きながら、ガン告知の自覚もないまま、という感じでした。

もしかすると、ガンの状態が深刻ではなかったからこのような形だったのかもしれませんが、突然のことに驚きすぎて実感が無かった記憶があります。

 

それでも「悪性」というワードにゾッとしながら、「赤ちゃんの心音聞きながら子宮のガンって酷でないか?」と、他人事の様に思いました。

産科と婦人科がひとまとめの院内は、ただ受診するだけでも独身彼氏ナシの私にはなかなか肩身の狭い思いだったのですが、告知を受けた後は居心地の悪さ倍増でした(笑)

産科と婦人科が並んでいた方が人命を守るためにより効果的なのだろうと自分で自分を説得して待合室にじっとしていました。

仕方ないとわかっていても、あれはもう少しどうにかならないのかな、と思います。

 

一人で告知を受けたことを、

当時は「自分寂しすぎる」と思っていたのですが、

今冷静に思うと、家族に同行してもらって、家族がショックを受けるよりはずっと良かったと思います。

それに同行してもらったとしても、告知後に家族に気を使えなかったと思うので、

私の場合はこの形で良かったと、今は思っています。

クリスマス当日と赤ちゃんの心音はやはり酷だったと思いますが(笑)

クリスマスも赤ちゃんにも罪はない。仕方ない。

ので、今こうしてネタにしてチャラとします(笑)