34歳、独身、彼氏ナシ、子宮体癌闘病日記

34歳で子宮体癌デビューの闘病漫画ブログ

子宮体癌闘病記その60、退院で知る電動ベッド依存(笑)

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2017年5月12日

入院から二週間ほどで、ついに退院しました。

 

とても内容の濃い二週間でしたが、当時も、一年以上経った今も、入院中の実感と記憶があまり鮮明ではありません(笑)

痛みに耐えてぼんやりしていることが多かったからでしょうか?

心に余裕がなかったからかもしれません

 

退院当日の事で覚えているのは

私服に着替えた時、改めて腹のポッコリがヒドイ!という事でしょうか…

ずっと病衣だったので気が付きませんでしたが、ズボンのウエスト部分が丁度手術の傷の上に乗るので痛い。

ユルユルのレギンスパンツを履いたのですが、ピッタリサイズになっていて、腹帯で保護していても傷口に響く。

ワンピースとか、オールインワンとかお腹をしめつけない服を着た方が楽なのかもしれません。

 

長い入院だったので、ナースステーションに挨拶に行ったとき、少し寂しさすら感じたのも覚えています。

看護師さん、先生方には、いくらお礼を言っても足りない程お世話になりました。

入院すると毎回思うのですが、

この感謝の大きさを簡潔に伝える方法が知りたい!と、今回も思いました。

私の感謝はこんなものではないんだ!もっとちゃんとお伝えしたいんだ!と、思いましたが、私の語彙力では感謝の半分も伝えられず、お仕事の手を止めさせるのも気が引けたので、お礼が物足りないのをグッとこらえて病棟を後にしました。

 

世の中はGW開けて日常に戻った頃でした。

気が付けば、私のGWは全てガンの除去に注がれていたのでした(笑)

今年のGWを逃したという事は、GW中が見頃の北海道の桜の花も見逃したな、と、しょんぼり病院を出ると、遅咲きの桜が咲いていました!

病院から自宅までのタクシーの車窓から、桜の花を見て、ギリギリ春を感じることができたのが嬉しかったです。

 

 

こうして無事帰宅したわけですが

病院がいかに恵まれた環境だったかを思い知らされました。

まず、ベッドが病院の様に自動で上半身を起こしてくれません(甘えまくった事書いてすみません(笑)

入院中、頭痛が酷かったので、電動ベッドに頼り切って体を起こしていた私は、久々のただのベッドでの寝起きがちょっと不便でした。

傷をかばいながら体を起こすのがちょっと怖かったです。

なんて甘えた生活をしていたんだ、と、反省しました(笑)

 

私の電動ベッド依存は、それだけにとどまりません。

食事も電動ベッドをしっかり起こして、頭痛が酷くなったら即ベッドにもたれて休憩しながら食べていたので、自宅では椅子の背もたれにクッション置いて、背もたれにもたれて食べてました。

ベッドで寝ていないときは、座椅子にもたれて過ごしたりもしていました。

背もたれの角度が調整できるのが電動ベッドに少し近かったので…

 

こうして思い出して書いていると、看護師さん、先生の他に、電動ベッドにもお礼言わなきゃな…と、思います(笑)電動ベッドさん、ありがとう。

 

そんな電動ベッド依存問題はありましたが、やはりお家が一番落ち着きます。

好きな時間に好きな物が食べられて、自分のペースで動けるのは嬉しかったです。

 

ここから自宅療養が始まります。

更年期、腹帯、お腹の傷、検査結果、体力回復などなど、

書きたいことが色々あり、まとまってないので、

次回以降、少しずつ分けながら書かせて頂きたいと思います。