34歳、独身、彼氏ナシ、子宮体癌闘病日記

34歳で子宮体癌デビューの闘病漫画ブログ

子宮体癌闘病記その4、頭真っ白。

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一人で告知を受けた事で、一番困ったことは

驚きすぎて説明が頭に全く入らなかった事です。

 

頭の隅で「しっかり聞かなきゃ」とは思うのですが、

やはり「どうしよう」が支配してしまいました。

先生がものすごく分かりやすく説明してくださっているのは痛いほど伝わっているのですが、そのわかりやすい説明すら頭に入らないのです。

 

そのため、この漫画の先生のセリフも、私がギリギリ「つまりこんな事をおっしゃったのだろう」とまとめたものなので、実際はもっと違うお話もされていたのかもしれません(笑)

 

唯一覚えているのは、説明中ずっと「悪性」という言葉で説明されていた中で、一か所「ガンの状態」と先生がおっしゃった瞬間に急に恐ろしくなった事です。

「悪性」といわれるのと「ガン」といわれるのでは、個人的に「ガン」と言われた方がパンチが強いな、と、思った記憶があります。

 

突然病気を知って、何が一番不安かというと、

「なにも分からない」という事だと思います。

このころはガンの知識はドラマで見るような程度だったので、

この先自分がどうなるのか全く分からず、なにも考えられなくなりました。

 

最初に告知を受けたときは、どうしても驚いてしまうし、急には受け入れられないし、混乱もすると思います。

仕方がないと思います。

それでいいと思います。

後々、必ず先生のお話を冷静に聞けて、理解し、自分で知りたいことをネットでゆっくり調べたりできるようになります。

通院していると何度も同じ説明を丁寧にして下さるので、スッと頭に入る日が来ます。

その時のためにも、最初は頭真っ白になって何も考えられない状態があっても良いと、今なら言えます。

そのあとある程度パニクりながらジタバタしたりもしますが、

ずっとパニクれるように人間はできていないと思うので、

心が落ち着くまで一つ一つ今の感情を乗り越えたりやり過ごしたりしていくのが大切だと、この病気になって学びました。

 

始めに全てを理解するのは難しいです。

ですが、分からない事は後々いくらでも知るタイミングがあります。

自分のタイミングで順番に理解を増やしていければ良いのだと思います。

 

あくまで「今になって」思う事ですが。

 

そんな訳で、次回からは私のある程度のパニクりの過程をご紹介させて頂くことになると思います。