34歳、独身、彼氏ナシ、子宮体癌闘病日記

34歳で子宮体癌デビューの闘病漫画ブログ

子宮体癌闘病記その70、語りたいことが多すぎる。本気を出した脱毛のお話。

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と、いうわけで、ついに脱毛が本気を出してきました(笑)

不思議なことに、乾いている時より洗髪中の濡れている時の方が抜け方が激しい気がします。

なので、お風呂が大変でした。

いつまでもゴッソリ抜けるので、ついどこまで抜け続けるのか髪を触ってしまうのですが、気が付くと排水溝に人一人分居るんじゃないかという量の抜け毛がたまり、水の流れが悪くなっていました。

もともと剛毛なので、余計にたくさん抜けているように見えました。

 

と、いう事で、翌日から入浴時に要らないチラシで作った箱をビニール袋に入れて、浴室のドアの前にスタンバイ。

排水溝にある程度髪がたまったらその箱inビニール袋に入れるという作戦を取っていました。

ビニールの中にチラシで作った箱を仕込んだ訳は、紙袋に一度抜け毛を包んで抜けた毛がビニールから透けないようにと思ったからなのですが…

今思えば、黒いビニール袋使えば良かっただけだったと気が付きました(笑)

当時の私はそんな事にも気づかずに、毎日入浴前にせっせと箱を折って準備していました(笑)

 

お風呂での抜け毛の処理はそれで何とかなったとして、

 

次は髪を乾かす時です。

洗髪中よりは多少威力は弱まるものの、乾かし中も絶えず抜けます。

なので、脱毛中は自分の部屋のフローリングの床の上で髪を乾かしていました。

絨毯だと抜け毛をかき集めるのが大変そうだと思ったからです。

それに、自室で乾かした方が家族にハゲ散らかした頭や、大量の抜け毛を見せなくて済むからです。

私は自分のことだし、期間限定の脱毛なので思ったよりショックはなかったのですが、

やはり家族にハゲ散らかしていく様を見せるのは家族が精神的に苦痛かもしれない、と、思ったのです。

 

脱毛が始まってから、脱毛が落ち着いてきて丸刈りにするまで、私は一度も家族の前ではケア帽子を取りませんでした。風呂上りもタオルを巻いたまま自室に籠ってから髪を乾かしました。

洗髪で抜けた毛も、ビニールから透けないようにしたのは、家族に見せないようにしたかったのもありました。

 

脱毛が進むと、餓鬼似の髪型といいますか、ロードオブザリングに出てくるゴラム似といいますか、そんな感じにハゲ散らかしますので、家族には刺激が強かろうと…

まぁ、私の勝手なこだわりだったのですが、ハゲ散らかした頭だけは家族に隠し通しました(笑)

この病気になって一貫して心の中にはいつも「家族への心の負担は減らせられる所は極力減らしたい」という思いがありました。

すでにこの病気になった時点で家族にはかなりの体力的・精神的負担をかけていたはずです。

だから小さな事でも負担を軽くすることが自分に出来るならば思いついた事はやろう、と思っていました。

 

 そんな訳で、脱毛中はケア帽子をずっとかぶっていました。

寝る時もかぶっていました。

それは、寝ている姿をうっかり家族に見られたら…という心配では全く無く(笑)

ケア帽子をかぶったまま寝ておけば、抜けた毛が帽子の中で留まるからです。

帽子をかぶらずに寝ると、寝具に抜け毛が散らばって掃除が大変なのです。

帽子をかぶったまま寝ておけば、翌朝帽子の内側の毛を掃除するだけで済んで楽です。

なので、これから脱毛を控えていらっしゃる方は、寝る時用のケア帽子も用意するといいかもしれません。

ネット通販などで、夏用の薄い生地の物を購入するのも良いですし、

もしくは、脱毛中に使える使い捨てのヘアキャップなんかも売っています。

私も病院の売店で茶色い不織布の使い捨てヘアキャップを購入したのですが、ケア帽子で充分だったので気が付けば使わずに今もどこかに仕舞い込まれています(笑)

帽子の掃除が面倒な方は、そういったヘアキャップを着用し、ヘアキャップごと抜け毛を捨てるのが楽かもしれません。

因みに、余ったヘアキャップはウィッグの下にヘアネット代わりにかぶる事も出来るみたいですよ(*^^*)

 

ですが、私の場合は、洗髪と髪を乾かす時以外は帽子をかぶっていればそんなにたくさん抜けなかったので、抜け毛時もウィッグ時もケア帽子で対応しました。

 

ケア帽子も、期間限定でしか使わないのに沢山買うのがもったいなかったので、要らないTシャツでいくつか手作りして使っていました。

手作りケア帽子のお話はまた別の機会にさせて頂きたいと思います。

 

こうして毎日抜け毛の掃除と格闘し、二週間程で抜け毛の量が少し落ち着いてきたので、そのタイミングで髪を丸刈りにすることにしました。

今度は近所の千円カットで…とはいかないハゲ散らかし様だったので(笑)

病院の中にある美容室を予約して丸刈りにしてもらいました。

院内の美容室ならば抗がん剤患者さんの頭をたくさん刈っていらっしゃるだろうし、院内ならばハゲ散らかしててもさほど驚かれることもないと思ったのです。

 

案の定、慣れた手つきできれいに丸刈りにして頂きました。

卵巣を取ったことによる更年期障害真っただ中で、ケープを着て散髪しているとホットフラッシュで汗が止まらないのですが、その辺も扇風機をあててくださったり、ドライヤーで乾かして下さったり(笑)最後にホットタオルで丸刈りの頭を拭いて下さったりと、至れり尽くせりといった感じでした。

 

ついでに、美容師さんにずっと悩んでいた問題も質問してきました。

それは

抗がん剤でハゲたら頭は何で洗えばいいのか?問題」

ボディーソープ?洗顔フォーム?

ずっと悩んでいたのです(笑)

 

プロのお答えはこうでした

 

「頭は頭の物で洗ってください。シャンプーで。」

との事です。

 

皆様、毛が無くても頭はシャンプーでございますよ~!!!

 

やはり、頭皮の汚れを落とすにはシャンプーが一番、との事で、毛があっても無くても、頭はシャンプーなのだそうです。

手でシャンプーをよく泡立てて、泡で洗ってあげて下さい、とのことでした。

事前に聞いといて良かった。

 

そんな訳で、脱毛後はずっと地肌に優しいメリットさんを使っていました。

私は完全に髪の毛が無くなることが無く、常に少量の毛が生えていたので、リンスインシャンプーを使っていました。

泡で出るタイプのシャンプーとか良いかもしれませんね

入院中の同部屋の方は、地肌に良いとうたわれているちょっとお高めのシャンプーを奮発したと言う方もいらっしゃいました。

 

こうして、毎日汗だくになりながら抜け毛と格闘する日々を乗り越え、

丸刈りにしてスッキリしたので

家族の前でもケア帽子を取って帽子無しで過ごすことにしました。

季節は丁度夏本番の7月の事。

帽子が無いと涼しくて快適。

 

ただし、寝るときは寝汗を吸い取る意味でケア帽子かぶって寝ていました。

 

坊主デビューでスッキリした翌日、

あっという間に二回目の抗がん剤の入院日になっていました。

 

そのお話はまた次回。

 

 

【おまけ】

今回も一応、治療日記の数字のご紹介を。

投与後12日~27日目までの二週間強の数字です

倦怠感→(12日目のみ、1、後は全て0)

吐気・シビレ・食欲不振は全て(0)

脱毛→(5、5、5、7、8、8、7、6、5、4、4、3、3、3、3、?)

脱毛最終日が(?)なのは、丸刈りにして抜け毛の度合いが良くわからなくなったからです(笑)