34歳、独身、彼氏ナシ、子宮体癌闘病日記

34歳で子宮体癌デビューの闘病漫画ブログ

子宮体癌闘病記その54、頭痛とホットフラッシュ!!

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開腹手術後2日目です。

 

本日より食事の再開です。

重湯、全て噛まずに飲めるものです。

体を起こすと、とにかく頭が痛かったので、途中からベッドにもたれかかったまま持参していたストローで飲んだ記憶があります。

 

午前中と午後と何度かに分けて病棟内を歩き、合計五周を達成したので、血栓予防ポンプからも卒業できました。

 

術後に真っ先に気になった変化は、私の場合大きく2つです。

(1)ホットフラッシュ(2)頭痛です。

 

卵巣を取ったことで、更年期障害の様な症状が出ます。

私の場合、急にのぼせた様に暑くなり、汗が出るホットフラッシュという症状が強く出ました。

病室が個室だったのですが、その個室内にあるトイレに向かうだけでも、食事するために体を起こしただけでも、思い切りスポーツしたかの様な汗が流れました。

汗拭きタオルが手放せませんでした。

 

夜も急に暑くなり、乳飲み子の様に2時間おきに暑くて目が醒め、暑さが落ち着くまで眠れませんでした。

 

ホットフラッシュがあったので、更年期障害でイライラしたり、精神的に不安定になるかも知れない、とも思いましたが、それはありませんでした。

ただ、更年期障害とは関係なく、永遠続く頭痛のせいで気分がとても曇っていました。

頭痛はずっと続くと心の余裕を削りますね…

頭痛からくるイライラは、頭痛が取れるまでついて回りました。

 

お腹の傷は痛みますが、想像を超える痛みではないので、苦にはなりませんでした。

きっと、頭痛がなければ普通に病棟内の公衆トイレまで歩ける痛みです。

ただ、本当に、頭痛のせいで、そこまで歩けないので、自分の個室内のトイレを使っていました。トイレに座っている間も頭痛に悶絶して座ってられません。

もしかすると、頭痛の痛みに気を取られてお腹の痛みは少なく感じたのかも知れません(笑)

 

 

ここで、硬膜外麻酔による頭痛の後遺症について先生に聞いたことを書いておこうと思います。

硬膜外麻酔の後遺症の頭痛は、体を横にしているときは痛みがありません。

先生の説明によると、麻酔をした時に、何らかの形で、硬膜外内を満たす液が抜け、硬膜外内の圧が変わり、体を起こした時の圧の変化で頭痛を引き起こすそうです。

硬膜外内の液は、体内で一日にコップ一杯分ほど毎日作られるそうで、自然と抜けてしまった分を補ってくれるそうなのですが、補い満たすまでには個人差があり、2,3日でよくなる人もいれば、1、2週間かかる人もいるし、1か月かかる人もいるそうで…

つまり、人によっていつ治るのか分からない、という事でした。

ゴールが見えない、いつまで頭痛を我慢すればよいか分からない、というのはなかなかのストレスでした。

 

 

と、いうわけで、頭痛に関しては2、3日様子見という事になりました。

とにかく水分をたくさん取るように言われました。

何かというと水分を多く摂れと言われるので、その度に、人間は水で出来ているのだなぁと、思います。

体を横にしていれば痛くないので、ずっと寝ていたいところですが、そういう訳にも行かず、休み休み体を起こす時間も作りました。

 

結果から言いますと、この頭痛が治るまで2週間かかりました。

「おや?痛くなくなったかな?」と思ったのは退院して数日経ってからでした。

入院中はずっと、この頭痛に悩まされていました。

 

こうして、頭痛との闘いとともに、術後ライフがスタートしました。

今後の退院までの道のりのお話はまた今度。