34歳、独身、彼氏ナシ、子宮体癌闘病日記

34歳で子宮体癌デビューの闘病漫画ブログ

子宮体癌闘病記その6、告知より緊張の報告

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前回も書きましたが

告知を受けた帰り道に一番に考えるべきは

「周りにどのように伝えるか」だと思います。

 

私がそれに気が付いたのは、もうすぐ自宅に着いてしまうという所でした。

家が近くなって初めて、自分もショックだけど自分のせいで家族もショックを受けるであろうという事に気が付いたのです。

 

そこからはどうしたら家族に穏やかに伝えられるかをフル回転で考えました。

 

まずは自分が落ち着こうと、自分で自分を説得します。

「今悩んでも病気は治らない」と思うことでひとまず説得です。

だから落ち着け、と。

 

次はショックが少ない伝え方です。

そこで参考にしたのは、先程聞いた先生のお話です

…が、思い出そうとしてもうろ覚えです(笑)

なので、断片的に覚えていることで、自分が比較的ショックの少なかった言葉をつなげていきます。

「ガン」ではなく「悪性」という言葉を使う

病状は深刻ではなくすぐに命に係わる状態ではないことを伝える。

温存治療ができるかもしれないことを伝える

 

そして何より、私がケロリとしていること

 

ケロリとするのが一番大変でした。

家族が不安にならないように上手く伝えられるのか、家が近づくにつれて緊張してしまったのです。

家に帰るのにあんなにドキドキしたのは初めてでした。

 

結果、家族は驚いていましたが、取り乱すこともなく聞いてくれました。

私が冷静に伝えられたからなのかはわかりません。

もしかしたら、冷静に伝えようと必死だったのがバレていて、落ち着いて聞いてくれたのかもしれません。

家族が心強く冷静にしてくれて助かりました。

 

そして心強いといえば友人達です

顔を見ていたわけでもないのに全てを見透かされたうえでの優しい言葉に一気に気が緩んで泣けてきました。

 

一人で悶々と悩んだ帰り道でしたが、

家族も友人もお見通しだったのでしょう。

思い切り支えられて、少し楽になれました。

 

自分の病気のせいで、周りが心を痛めることになってしまうのは悲しいです。

避けたいことですが、誰にも言わずに一人で立ち向かうのは難しい事です。

特に私は嘘をつくのが苦手なので、恐らく隠してもバレてしまう。

下手をしたら余計に心配させてしまうかも知れない。

話を聞いてもらう図々しさと勇気も必要なのだと思います。