34歳、独身、彼氏ナシ、子宮体癌闘病日記

34歳で子宮体癌デビューの闘病漫画ブログ

子宮体癌闘病記その61、回復をはかるも超ノロノロの退院後。

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開腹手術で両卵巣、リンパ節、大網膜を取り、

退院後1~2週間の事を一気にお話させて頂こうと思います。

 

術後10日程で自宅へ帰宅しました。

帰宅すぐの数日は、申し訳ないですが家族に家事は丸投げして、ひたすら安静にして、入院の疲れを癒しました。

 

術後2週間が過ぎた頃

まだまだ自宅内でも移動はゆっくり、動作もすべてゆっくり。

ですが、少しずつ家事を手伝い始め、体を動かすことに慣らしていきました。

入院中に悩まされてきた硬膜外麻酔の後遺症の頭痛は、自宅に帰宅してから、やっと快方へ向かってきました。

日に日に、朝起きる度昨日より頭がスッキリして行くのが分かり、術後2週間程で元通りになったな、と感じました。

頭の痛みはなくなりましたが、手術の傷口の痛みは健在です。

笑うと痛い、クシャミと咳は激痛。クシャミと咳は恐怖です。どうしても出そうなときは、可能な限り控えめに出すように頑張りました。

 

術後3週間が過ぎた頃

母と夕飯の買い出しに出て、外を歩き始めました。

ものすごく筋力と体力が落ちているうえに、お腹に力が入らないので、ものすごくゆっくり歩きました。

相変わらずお腹はポッコリ、足はショボショボの餓鬼体形のままです。

傷口が圧迫されないようにと、締め付けない服装をしようとすると、腹の出過ぎも手伝って、着られる服がものすごく少なくて困りました。

 

長い入院で、すっかり病院の起床、消灯時間に体が慣れてしまい、朝は早起き、夜は早寝になりました。

ほとんど入院していた時と同じような時間で寝起きしていました。

が、布団に入る時間は早くなったものの、睡眠を十分に取っていたかというと、そうではありませんでした。

疲れ切って布団に入るのですが、夜中に何度も暑さで目が覚めてしまうのです。

カッと暑くなって目が覚めて、汗がドッと出て、それをタオルで拭い、ウチワで仰いで熱を冷ますと、スッと寒くなり、布団をかけて、寒さがおさまると眠れるのですが、また2時間後くらいに暑くて目が覚める。

それを一晩中繰り返して、明るくなる頃には寝ていることに疲れ果てて「もう起きよう…」と、早朝に起きだす……

と、いう日々を過ごしていました。

なので、術後しばらくの間ずっと寝不足状態でした。

 

これが、卵巣を取った影響で起きる更年期障害の症状の一つである、ホットフラッシュのせいだという事を知ったのは、入院中、術後数日経ってからでした。

それまでは、ホットフラッシュよりも傷の痛みや頭痛に気を取られていたので、この暑さは何なのかという所まで気が回らなかったのです。

大部屋に移動してある程度気持ちが落ち着いてから、

そう言えば毎晩何だか暑くて寝れないな、汗が止まらないな、と考えられるようになり、看護師さんに聞くと、ホットフラッシュだと教えて下さったのでした。

卵巣取ったばっかりだし、体もビックリするよな。と、納得はしていたのですが、退院する頃にはある程度落ち着くだろうと甘い事を考えていました。

 

が、実際は一年以上経った今でもホットフラッシュはあります。

これは個人差がある事なので、全く起きない人もいれば、強く出る人もいます。

私の場合は、術後しばらくは一日中、何度もホットフラッシュが出て、汗も大量にかいていて、療養中は仕事してないから好きな時に汗拭いて着替えられるけど、こんな状態じゃ働き始めた時困りそう、と不安になる程でした。

 

術後一年ちょっと経った現在は、

暑さの頻度と規模は退院直後に比べると大幅に減りました。

夜中に暑くて目が覚めるのも、始めは一晩3~4回だったのが、現在は1~2回くらいで、目が覚めたとしても、汗もあまりかかないし、すぐに寝直せるので、今は寝不足と感じることはなくなりました。

 

更年期障害については、この後、漢方を試してみたりもしたのですが、その前に他にお話したい事もありますので、これからその都度、思い出した時にチョコチョコ書かせて頂きたいと思います。

 

ひとまず、退院からの二週間はこんな感じで暮らしていました。