34歳、独身、彼氏ナシ、子宮体癌闘病日記

34歳で子宮体癌デビューの闘病漫画ブログ

子宮体癌闘病記その84、伸びかけグルグルベリーショートを落ち着かせる技。

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今回は、コロナ自粛で気付けば7ヵ月も美容室に行けなかった事で

ふと思い出した、脱毛後、髪を伸ばしている最中のヘアケアのお話です。

 

脱毛から髪が伸びていく過程は過去のブログ(その79)に書いているのですが

いつか機会があったら美容師さんから聞いたケア方法も書きたいと思っていて忘れていたのを思い出したので、書いてみました。

 

ちなみに、その79はこちら↓

子宮体癌闘病記その79、脱☆脱毛の軌跡 - 34歳、独身、彼氏ナシ、子宮体癌闘病日記

一応リンク貼ってみただけなので、特に見なくても大丈夫です(*^^*)

 

あの頃、人生で初めてスキンヘッドからの坊主を経てベリーショートを経験したのですが、一番短くてもショートボブくらいしか経験無かった私にとって、ベリーショートの髪の乾かし方なんて全く分からず、ドライヤー片手に困惑しているうちにあっという間に乾いてしまい、全くブローできずグチャグチャのグルグルのまま仕上がってしまう日々を過ごしていました。

季節は夏にさしかかり、ウィッグも卒業したくて仕方なかったころ。

でも髪をうまく乾かすことができず、ウィッグも取れない。

困ったので、素直にプロに助けを求めることにしました。

まだまだ激短いベリーショートの頃は、病院内の美容室にカットのみお願いしてました。

その時はまだ短すぎて出来るケアも限られていたため、カットで広がる所をおさえて、浮き上がるてっぺん付近はヘアスプレーで軽く固めると良いと美容師さんに教わり、そうしてました。

ですが、あっという間に髪が伸びて普通のベリーショートくらいの長さになると、太くて固くてクセの強い私の髪は収集つかなくなります。

今度は脱毛以前から通っていた美容室に予約を入れました。

そして

ネットで予約の際に、抗がん剤で髪が抜けたこと、伸びてきたけど乾かし方もセットの仕方も全く分からず困っている事を要望欄に素直に書き、「アドバイスをお願いします!」とお願いしてみました。

 

そのおかげで、当日はスムーズにやり取り出来ましたし、今回の漫画に描いたような目からうろこなヘアケアを丁寧にアドバイスして頂きました。

ものすごく助かりました。

美容師さん、ありがとうございます!

やはり、「餅は餅屋」プロってすごいです!

ブログに書くまでにかなり時間が経ってしまい、当時忘れないように携帯に乾かし方などをメモしていたのですが、機種変更したときにうっかり消してしまった様で、メモが残っていなかったので、漫画にかいたやり方は私が覚えている限りの事をまとめて書いたので、もしかしたら少し違う部分もあるかもしれませんが…

 

手ぐしだけでも落ち着かせられる事、ドライヤーの風の当て方、自分のクセに合った乾かす順番がある事、髪を引っ張る向き等々

今までやってなかった事が沢山あって、とても勉強になりました。

乾かす時は真上から真下というよりは、斜め上から斜め下、後ろから前へ、頭のカーブに沿うように乾かすという事を初めて知りました。

 

その後も、美容師さんは抗がん剤後の髪についてググってきて下さったりして、髪を切りに行くたびに色々教えて下さいました。

本当に感謝です!!

 

美容師さんがググって下さったおかげで後に判明するのですが、抗がん剤を終えてから生えてきた髪にはまだ抗がん剤の影響が残っていたため(加えて、私が坊主時代にリンスインシャンプーで洗う以外のケアをしてなかったせいもあると思います…)当時の私の髪はとても傷んでいました。特に後ろ側。ヘムレンラインが傷んでました。

これだけ傷んでる時は、整髪料使うよりトリートメントを付けた方が良いとの事で。

髪質によって合うトリートメント違うかもしれませんが、私の場合はオイルトリートメントをすすめていただきました。

市販の手に取るとオイルに変わるトリートメントをつけてました。

 

やがて髪が伸び、縮毛矯正がかけられるようになると、矯正かけるときにトリートメントを奮発してケア。

すると根元からどんどんイイ感じの髪質になっていきました。

髪が伸び、抗がん剤の影響の出ていた毛先部分をすべてカットするとかなり扱いやすくなりました。

日頃からちゃんとケアするって大事ですね。

昔は面倒で乾かさないとか、面倒でトリートメントが雑だったり、面倒でヘアアイロンは使ったことも無いくらい、ヘアケア怠ってました。

 それを、きちんとクセを伸ばしながら乾かして、洗い流すトリートメントと洗い流さないトリートメント両方使って、朝はクセが気になる所にヘアアイロンして、パサつきが気になる所があればオイルトリートメントを軽くつける。

という、たぶんほとんどの女子ならば当然のようにやられていることを面倒がらずに実践するだけで、こんな髪質でもかなり扱いやすくなるんだと、三十代後半になってから初めて知りました(笑)

 

もし今まさに脱毛後のヘアケアお悩みの方がいらっしゃいましたら、美容師さんに相談してみてはいかがでしょうか。きっとご自分に合ったケア方法を提案して下さると思います(*^^*)ネット予約して、要望欄に困っている事、知りたいことを書いて事前に伝えておくのはオススメです。

 

長くなってしまいましたが…

ヘアケア、大事。

という事で、今回は漫画パートも多め、文字パートも多めになり

更新遅くなってしまいました。

月頭から暇見て漫画描いてたら6月丸っと使ってしまった(笑)

 

そして、漫画のオイルトリートメント出してる手元のコマの手が両方右手になっていることに今気づきました(笑)

内容が大きく変わるようなミスじゃないので、追々暇見て直せたら直そうと思います(笑)

 

という訳で、今回はこの辺で。

長文お付き合い頂きまして有難うございます。

お疲れさまでした(^^;)

 

子宮体癌闘病記番外編【四コマ漫画】衣替えで知る現在の変化のお話。

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今回は過去のお話ではなく、現在のお話を少し。

 

2020年5月現在、

2017年4月の開腹手術から丸3年が経過しました。

同年6月から抗がん剤治療をして、11月に6クールまで終え、

治療終了からも3年目。

翌年2018年の社会復帰からも丸2年以上。

という所です。

 

ブログタイトルは34歳とありますが、

これは病気が発覚した時の年齢です。

2020年現在、誕生日が来たら39歳になります。

タイトルのサバ読み感がハンパない程の年月が経ちました。

…いえ、病気発覚時の年齢をタイトルにしているだけなので

けっしてサバ読んでる訳ではないのですが(笑)

それでも実年齢との誤差が申し訳なく感じるレベルですね(笑)

 

それだけの時間を変わりなく健康に過ごせているのだと思うと、とてもありがたいです。

 

 

さて、新型コロナである程度の日常の変化は強いられているものの、

当たり前の日常を取り戻し、

普通に例年通りの春の繁忙期で仕事に忙殺されながら

闘病中に望んでやまなかった「なんでもない日々」を過ごし、

ブログも過去を振り返って書いていたのですが、

 

先月のこと。

北海道もすっかり雪が融け、もう積雪もないでしょう、という時期になったので

スニーカーを出し、冬靴をしまいました。

 

約半年ぶりにスニーカーを履いたのですが、

とてもユルイ。

歩いていると踵が半分出るくらいユルイ。

特に右は脱げそうなくらいユルイ。

 

術後から浮腫みやすくなったので、スニーカーも靴紐ユルめに縛ってはいたのですが、それでも仕舞う前に履いていた時は脱げそうなユルさではなかった。

 

つまり、日常的に浮腫んでいた足の浮腫みが

冬の間に少し改善されたようです。

 

去年、雪が積もる前に履いていた別の靴も試しに履いてみると、こちらもユルユル。

 

一冬越す間の意外な変化に驚いたので、今回はこのことをブログに描こうと思ったのでした(*^^*)

 

幸い、ユルイ靴はどちらも靴紐タイプだったので、靴紐を締め直したら普通に履けるようになりました。

足の浮腫みはこの先改善しないと思っていたので、

「私の脚はワンサイズ成長したのだ」と思う事にして、特に浮腫みやすい右足に合わせて少し大きめの靴を買いそろえるようにしていたのですが、

そんな事なかった!という事を知りました。

 

仕事で毎日たくさん歩くのが良かったんでしょうか?

それとも時間が経つにつれ、残された小さいリンパたちが、

手術で取ってしまった大きいリンパの代わりに働けるようになったのか…

よくわかりませんが、

去年の秋頃に比べて浮腫み、改善されてました(*^^*)

 

同じ靴を時間をあけてからはいて初めて気が付くほどの、見た目にはわからない小さい変化ではありましたが…。

もしかしたらこれからも時間が経過するとともに少しずつ改善されるものがあるかもしれない、という希望が見えた出来事でした。

 

またこのような嬉しい変化を発見できた時はこのブログでお話させて頂こうと思います。

 

それでは、今回はこの辺で。

次回は新たな変化を描くのか?過去のお話を振り返るのか?

多分後者が濃いめですが(笑)

お付き合い頂けましたら幸いです。

 

子宮体癌闘病記番外編【四コマ漫画】病気して地味に服装変わった小話

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今回はお洋服の小話です。

過去のブログにもチョコチョコ書いてますが、

病気前と病気後で服装にも変化があったので

そのまとめを。

 

ガンの手術で両卵巣を摘出したことで

強制的に更年期障害となり、ホットフラッシュと闘う毎日を過ごす中、

服装くらいは楽しみたいし、

服装くらいは楽したく、

術後から二年かけて模索しつつお気に入りの服を少しずつ増やしてきました。

 

そんな二年間で自分に馴染んでくれた服たちのご紹介です。

 

まず、全体の服の着心地として一貫している事は

「締め付けない、通気性良い」です。

手術前の生理があった頃は、寒がりで生理の経血の量も多かったので

漏れないよう、冷えないよう、重ね着とピッタリ目のボトムで下半身を固定していました。

 

それが、生理が無くなり、ホットフラッシュで暑がりになったことで

いかにゆったり且つ重ね着を少なくして締め付け開放と通気性を確保するか、という真逆の方向にシフトしました。

 

では、ここから一気に

こんな服を選ぶようになりましたコレクションをご紹介です。

 

 

まずインナー。

昔は何枚重ね着しても暑くなかったので、首の開いたトップスからチラ見せしても可愛いインナーを数枚重ねて着ていました。

 

今はインナーを何枚も重ねると暑い。しかしインナーを着ないと汗を吸うものがなくてトップスに汗染みが出来てしまう。

という事で、ユニクロとかで売っている速乾性あって涼しいシンプルなインナーを着ています。短めの半袖タイプか、脇汗吸収タイプのタンクトップがお気に入りです。

それに伴い、トップスはインナーがチラ見えしないように首の詰まったものを選ぶように。

 

 

続いてトップス編。

昔は首元開き気味で生地は厚め、温かい素材が好きでしたが…

今はただ暑い(笑)

着る枚数は少なめで、かつ通気性良く。

という事で、レディースの服はワンサイズ上げるか、ゆったりしたデザインの服を好むようになりました。

インナーが可愛い物ではないので、インナーチラ見えしないよう襟元詰まり気味の形を選ぶのも重要です。

そこで重宝したのがメンズのSサイズ。

ゆったり着れるのに首が詰まっているものが多くて好きです(*^^*)

素材は、夏は速乾性や冷感性の生地、冬はカットソーとか、通気性が良くて薄手のニットが好きです。

 

 

続いてワンピース編。

シャツワンピはワンサイズ上げてゆったり着るのが好きです(*^^*)

一枚で着れるものは首元の詰まったもの

キャミワンピは中に重ねるトップスをノースリーブから長袖まで自由に変えれて、アレンジ効くので年中使えて気に入っています。

肩ひもの長さ調節するアジャスターを金属ではなくプラスチックの物を選べば、病院でのCTやMRI検査の時にも着ていけるので、金具やボタンがプラスチック素材かどうかもワンピ選びの時に気にするようになりました。

 

 

最後はボトム編。

昔は経血が多少漏れても染みないように生地は厚め、ナプキンがズレないようにピッタリフィットするジーンズ、スカート履く時は必ず防水機能のあるサニタリーパンツ二枚重ねに一分丈くらいのインナーパンツ履いてました。

 

今は、鼠径部のリンパ節も切除していて、足が浮腫みやすくなったので、締め付けないものを。

ワンピの下は基本レギンス。

ジーパンは生地が固くないゆったりシルエットのものか、レギンスパンツ。

スカートはふんわりしたロングか、タイトなものなら伸びる素材や、お腹周りにタックが入ったもので締め付けないようにしています。

エストゴムの物が多いです。

あとはやはり、病院にも着ていけるか金属チェックはしています。

冬は下半身は冷やし過ぎないようにしたいので、ゆったりめの裏起毛タイツ履いたりもします。

 

 

オシャレは我慢とよく言いますが、

病気して治療や後遺症で我慢してるので

オシャレに我慢はしたくありません。

我慢しないで、でも上がる服装を探す方が楽しいと思います。

昔より暑がりで汗かきで浮腫みやすくてと、ある意味ワガママボディーになってしまった分、服へのこだわりも以前よりワガママになってしまいましたが、

「こんな服がいい!」が明確になったので、お気に入りの一枚に出会えた時の喜びはひとしおです(*^^*)

 

まだまだ元気に生きていく予定なので

お気に入りの一着をゆっくり探して出会って行きたいと思います。

 

という感じで…

後遺症とうまく付き合うには服装も切り離せないものだなぁ…というお話でした。

 

子宮体癌闘病記番外編【四コマ漫画】ホットフラッシュを有効活用

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三月四月は繁忙期です。

バタバタして休日は用事を済まして

空いた時間はグッタリ。

体力回復に時間を使う。

 

なんてことを繰り返していたら

三月が終わってしまいます。

 

更新もギリギリになってしまいました。

 

今回は日頃厄介な目に逢わされがちなホットフラッシュの有効活用のお話。

汗だくになるのは本当に嫌ですし、

夜中に何度も暑くて起きてしまうのも良い気持ちはしないのですが

ホットフラッシュのおかげで真冬の着替えが楽になりました。

寒い日の朝が本当に苦手だったのですが、

ホットフラッシュのタイミングで起きると

寒すぎて億劫だった着替えが

ホットフラッシュのパワーであら不思議

涼しくて気持ち良い着替えに変身です(笑)

 

これだけは助かっています。

 

と言っても、ホットフラッシュを意図的に発動出来る程飼いならしていないので

上手くタイミング見計らって起きないといけないのですが…

でも、漫画にも描いたように、体をさすって血行を促進していると割と早く次のホットフラッシュが来る…気がします。

これはあくまで私の勝手な思い込みで、

血行が良くなるとホットフラッシュが起きるという訳ではないと思いますが(笑)

 

これからも時間かけてホットフラッシュとのうまい付き合い方を模索していこうと思います。

また何かホットフラッシュと仲良くなれた出来事があればブログでご紹介出来たらと思います。

 

 

話は変わって

 

世の中は新型コロナウイルスが流行っていますね

改めて

自分も、周りの方も

お互い移さない、移らないように

手洗いうがいをこまめに、せきエチケットをしっかり

栄養休養を摂る…などなど

出来る予防策はしておく事の大切さを実感しています。

 

基本的な事しか出来ませんが、

その基本的なことをしっかりやるという事が

とても重要だと思います。

出来るのにやらないよりも

出来るならやっておく

新型コロナに限らず、

どの病気の予防にも必要なことです。

 

少しでも早い終息を祈っています。

 

病気になってからこの、「祈っています」

ばかり使ってしまい、それしか言えない自分にいつも悔しい気持ちになります。

でも、他にどんな言葉を伝えたら相手に思いを届けられるのかも分かりません。

時には言葉を伝える事自体がかえってご迷惑になる事さえある。

今闘っている方、辛い方に自分が出来る事なんてほとんど無いです。

たくさん考えるけど、結局祈ることぐらいしかできない。

悔しいなぁ

 

ここ最近改めて思っています。

 

私は何の力にもなれないですが

これからもガンを経験して自分に起きたことや

その時感じたことを書く事で

どなたかの心に少しでもプラスになれたのなら

とても嬉しいです。

 

そして、大した力になれなくても

少しでも皆様の笑顔の時間が増えていく事を

祈っていようと思います。

出来るのにしないよりは

出来る事くらいはさせて頂きたい。

何もしないよりは

いつかどこかで少しは何かの足しになるかもしれない。

 

今回はこのへんで。

 

子宮体癌闘病記その83、書き忘れてた気がする更年期障害の事。

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今回は、更年期障害についてのお話です。

 

ブログの開腹手術のくだりでも一度書いたので重複するかな…

と、思ったのですが、見返してみたら、汗かくとかは書いてますが、メンタル面などは書いてない…?ですかね…?

漢方を飲んだ話も追々話します…的な事書いてる記事は見つけましたが、

書いてない…?ですかね…?

コメント欄でお話したりしたのでしょうか?

 

基本過去の記事を見返さないので、もしかしたらどこかの記事に重複して書いてるかもしれませんが、改めて書かせて頂こうと思います。

 

手術で子宮を取った後、卵巣にもガンが見つかり

両卵巣も取ったのですが…

卵巣が無くなる事で、強制的に卵巣の機能が失われるため

更年期障害の症状が出ます。

 

という説明を手術の前に事前に受けていました。

 

私はその時、母の更年期を思い出しました。

体調もあまりよくなく、精神的にも不安定で

はたから見ていて辛そうで、でも自分に出来ることもなくて歯がゆい思いで母を見守っていたのを覚えています。

そして、卵巣を取る事になった今、自分もあの時の母の様になるのでは?

と、思いました。

母の様に自然に訪れる更年期ではなく、手術で突然やってくる分、自分の方が重い症状が出るのでは?と、思いました。

 

そう思った理由の一つが、生理前のイライラです。

私は生理前のイライラが結構酷かったので、ホルモンバランスが崩れるとメンタルに来るタイプなのかもしれない…と、思ったのです。

母の更年期の様子と、自分の生理前の気持ちの崩れ具合を知っていたので、

病気になる前から自然に更年期になった時、自分はイライラするのでは?と、思っていました。

 

ですので、卵巣を失うにあたり、そこは不安な点でした。

 

結果として

上の漫画にも描いた通り、

メンタル面での変化は何も無く、とても安心したのを覚えています。

むしろ、生理が無くなった分、生理前のイライラも消え失せ、手術前より感情の起伏は安定しました。

 

2020年2月現在、

手術から丸二年以上が過ぎましたが、

変わらず精神面はフラット。ニュートラル。メッチャ普通です。

 

私に強く現れた更年期障害は、ホットフラッシュでした。

卵巣無くなる前は、とにかく寒がりで、防寒着は色々持っていて、得意技は防寒!くらいの勢いだったのですが、術後、その防寒着コレクションの大半が必要無くなりました。

寒がりだった頃は汗もあまりかかなかったのが、ホットフラッシュで一気に汗だく体質に変わりました。

 

ホットフラッシュが酷いので、抗がん剤後に漢方を出してもらって飲んでいたこともありますが、2種類試してもイマイチ効果を感じられず、飲まなくても変わり無かったのでやめました。

因みに、漢方は初めは「当帰芍薬散」で、その後「加味逍遥散」を出してもらっていましたよ(*^^*)

 

そんなこんなでアレコレ対策を試してみながら、

時間とともに元の寒がりに戻ったりするのかな?と思っていましたが、

術後2年以上経過した現在も暑がりのままです。

更年期なりたての頃よりは汗の量も汗をかく頻度も減ってきていますが、

今でも一日に何度もボワァ~と暑くなって汗をかいています。

 

夏場の美容室などでは汗が止まらず困る事もありますが、

冬場も薄着できるし、寒くて辛い!という事が無くなったのは良いな、と思っています。あと、薄着になった分洗濯物が減ったのも嬉しいです(笑)

 

最初の1年は、単純に薄着だと汗を吸う部分が無くてビショビショになったり、薄着過ぎると気付かないうちに体を冷やしてしまっていたりと、ホットフラッシュとの付き合い方が難しかったですが

今は体感に合わせて着脱出来る服にしたり、汗をよく吸う服や通気性の良い服を着るなど、調整が出来るようになってきました。

 

また、少しずつ症状も軽くなってきているので、今は長そでのカットソー1枚に、暑くなったら腕まくりだけで熱を逃がせるようになったので、以前よりは楽です。

あとは、体を冷やし過ぎないように、暑くて薄着になったとしても

「寒くなってから着こむ」ではなく「暑すぎなくなったら服装を戻す」という感じにしています。

以前は暑かったら服を1枚脱いで、寒いなと思ったらまた着ていたのですが、

それだと知らないうちに体が冷えすぎて浮腫みやすくなったりしていたので、

暑い!汗かく!となったら腕まくりや1枚脱ぐなどして、汗が引いたら特に寒くなくても早めに袖を戻したり1枚足したりしています。

たまに早まって、着込んだ途端に再び大汗かく時もありますが(笑)(;^_^A

あとは、冬場は上半身は薄着でも下半身は温かくするなど、体を冷やし過ぎないのも大事だなという事をこの2年で学びました。

 

 こんな感じで、術後のホットフラッシュとも何とか付き合いながらやっています。

 

過去の記事と重複してる部分があるかもしれませんが、

今回はこの辺で。

 

 

子宮体癌闘病記その82、新年のご挨拶少々と、ウィッグのケアのお話。

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年が明けて、一月も後半になっておりますが…

新年一発目の更新です。

 

昨年はお付き合い頂きましてありがとうございました。

本年も宜しくお願い致します!!!

ご挨拶が遅くなってしまいまして申し訳ございません!!!

今年もユルユル更新させて頂きますので、

ここから読んで下さった方も、今まで読んで下さっている方も、

お付き合い頂けましたら幸いでございます。

 

 

今回は、ウィッグの洗い方のお話です。

いつか書こうと思っていたのですが、丁度コメント欄でもご質問頂いたので

ここで書かせて頂きました。

 

と、これを書く前に、「ウィッグ 洗い方」で一度検索してみたのですが

正直、検索した記事を読んだ方が分かりやすいなぁ…と、思いました(笑)

検索した方がより正しいケア方法が沢山出てきます。

 

ので…

ココではあくまで私流の洗い方をご紹介。

アマゾンで購入した三千円弱のウィッグはこのやり方で充分サラサラさっぱり洗えていましたよ(*^^*)

 

櫛でとかして、絡まり&埃を取る

水かぬるま湯に市販のシャンプーを溶かして優しく押し洗い

水かぬるま湯ですすぐ

タオルで水気取る

小型扇風機で乾燥

乾いてから粗目の櫛でとかして、ケア剤スプレーする

 

という感じです。

 

検索したところによると、ウィッグ用シャンプーも売っているそうですが、市販の普通の洗髪用でも大丈夫なようなので、抗がん剤で脱毛前に使っていたものの、脱毛後使われていなかった余り物シャンプーを使っていました。

 

私は乾燥後につける仕上げのケア剤のみでしたが、

シャンプーで押し洗いした後に、衣類用柔軟剤を溶いたもので仕上げるとサラサラになる、というネットの記事もありましたよ(*^^*)

 

そんなケア剤ですが、

漫画にも描いた通り、コスプレ用ウイッグのお店で購入しました。

「メイプル」さんというお店です。

ケア剤もウィッグも買いやすいお値段でイイ感じでした。

お店のツイッターではウイッグのアレンジ法やセール情報なども紹介されていたので、

闘病中はよく参考にさせて頂いていました。

 

あとは、ニトリの小型扇風機が大活躍でした。

温風だと熱に強くないウイッグに宜しくない気がするし、真冬だったので、放置するだけだと乾燥に時間がかかりそう。

で、悩んだ結果、真冬に扇風機取り出して使ってみたのですが、

すぐに乾燥出来て良かったです(*^^*)

しかも、ドライヤーの冷風使うより、扇風機セットして放置したまま違う事が出来るので時短になって有難い。

 

この洗い方で、基本2つのウィッグを交互に洗って使いながら仕事に行き、

先に購入して他の2つより若干くたびれている3つ目のウィッグを休日に着用していました。

 

そうこうしているうちに、髪が伸びて、ウィッグが必要なくなりましたが

後から買い足した2個のウィッグはまだまだ使える状態でした。

が、もう抗がん剤治療しなくて良くなりますように、との思いを込めて

1つだけウィッグ残してあとは処分しました。

ケア剤とか頭にかぶるネット、櫛などはいつかオシャレウィッグとかで遊ぶ日があるかもしれない、と思い残しています。(単に貧乏性で捨てられないというのもありますが(笑)

 

これを機に、オシャレ用ウィッグとかも楽しんでみたい!

と、思っていたのですが…

治療を終えて2年すぎた2020年現在、

一度もウィッグ着用していません(笑)

基本面倒くさがりなので、慣れたとは言え

やはりウィッグのケアは面倒です(笑)

 

現在ウィッグ生活でケアの面倒くささや、

脱げたらどうしようというソワソワ感と闘っている最中のかた

髪の毛が生えるまで、もう少しの辛抱です!

耐熱性でヘアアイロンでアレンジ出来るウィッグなんかもありますし、

医療用ではなくオシャレ用で安いウィッグもたくさんあります。

少し面倒ではありますが、

期間限定のウィッグライフを色んなアレンジなどで楽しんで乗り越えられますように

 

子宮体癌闘病記その81、療養後の仕事復帰のお話と、年末のご挨拶です(故に長文です)

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今回は、そう言えばまだ書いていなかった

治療を終えた後から社会復帰した現在までのお話です。

 

2017年、12月に抗がん剤治療を終え、医療行為を受ける必要がなくなり

経過観察へと入りました。

 

今までは毎月抗がん剤で体調最悪な日などもあり、

病気療養で「やることやってる感」が明確だったのですが

経過観察に入ると、病気に対して特別に「やること」が無くなります。

 

仕事を辞めて闘病していた私に残った病気してたっぽい痕跡は

脱毛でハゲ散らかした頭のみ。

体力はガタ落ちしていましたが、具合が悪くなることも食欲がなくなる事もなく、日常生活に支障はなかったので

本当に「ただハゲて大汗かいてる人」になったような感覚になりました。

実際ただ脱毛でハゲて更年期で大汗かいてたんですが…(笑)

 

そうすると、途端に焦りが出てきます。

「このままでいいのか?」

「ちゃんと働けるだろうか?」

「そもそもガン治療終えたてホヤホヤの自分を雇ってくれる所があるのだろうか…」

そして、動けるのに働いていない事にも負い目しか感じられず、

当時書いていた闘病の覚え書きの様なノートを見返すと

ものすごく心が不安定で闇にまみれた文章が残っていました(笑)

荒んだ文字が当時の心の乱れを如実に表していました。

今読み返すと当時の自分大丈夫か?と、ちょっと心配になりました。

 

何かしないとおかしくなりそうだったので、

まずは短期のバイトをすることにしました。

 

それは治療中から決めていた事なのですが

ウィッグがうっかり脱げてしまっても内輪の人にしかご迷惑のかからないよう、お客様と直接関わらない内勤の短期のバイトをしてみる。

そこで自分がどのくらい動けるのかを確認しながら髪の毛を伸ばし、

ウィッグが取れたら本格的に働く所を見つけよう

というプランを思い描いていました。

 

やっと思い描いていた事を実行できるようになったのは嬉しかったですが、

とても不安でした

仕事が見つかるのか?

見つかってもちゃんと体力が追い付いてくれるだろうか?

ウィッグで働くことで周りの方が何か不快な思いをされないだろうか?

等々…

 

不安でしたが、行動あるのみ!

考えてるだけでは答えは出ません。

やってみなくては分からない!

ガン治療で一度「死ぬかも?」と思ってから

以前より「試しにやってみる」が出来るようになっていました。

 

とにかく即行動。

 

そんな訳でウィッグで証明写真撮って二箇所に応募して

二箇所目ですぐに採用して頂きました。

面接で病気療養明けという事もお話しましたが、今働けるなら問題ないとのことでした。

短期のパートだったんで、先着順で誰でも採用していたのかもしれませんが…

 

こうして、2018年2月から短期のパートをしながら髪の毛を伸ばし、

短期のパートを終えました。

この短期のパートが意外とハードだったのですが、思った以上に体力面も問題なく、

ここで働けたら普通にフルタイムで働ける!と、安心しました。

5月にウィッグが取れる長さまで髪が伸びたので

すぐに今の職場の面接に行き、採用して頂き、無事働けることになりました。

 

こうして現在に至ります。

毎日普通に生活できている事の有難みを日々感じています。

病気する前より仕事行くのも嫌じゃないですし

「明日仕事面倒くさー」と愚痴れる事も何だか嬉しいです。

 

病気した事も、子宮と卵巣失った事も、ちっとも良かったなんて思えませんが、

多少の困難は病気に比べれば大したことない!と思えるようになったし、

昔は他人が自分をどう思っているだろうか?と気にしてネガティブ思考でしたが

病気を経て、「人は人、自分は自分」「今自分が出来る事をすれば良い」「自分の事は自分が満足するかどうかで決めればよい」と以前よりネガティブ思考は少なくなりました。

(根本的な根暗な性格は変わりませんが(笑)

 

 

…と、いう事で、

 

 

2019年内のブログ更新は今回で最後にさせて頂こうと思います。

次回は年が明けて2020年、ネタが無くなってきているので、スローペースに拍車がかかりそうですが、なるべく月1ペースで更新させて頂こうと思います。

 

 2017年7月からこのブログを始めさせて頂き、もう丸2年が過ぎたのですね!

その間に治療も終え、地震に遭遇し、色々ありましたが、

このブログを誰かが今も読んでくださっている

温かいコメントをくださる方もいらっしゃる

それがこの2年間ずっといつも励みになっています。

本当に感謝の気持ちでいっぱいです

いつも読んで下さる方、ここから初めて読んで下さった方、

このブログにお立ち寄り頂き、お付き合い頂きまして

本当に有難うございます!!!

 

今年もお付き合い頂きまして本当に有難うございました。

そして、現在闘病の中、このブログを読んで下さっている方に心からのエールを。

どうか頑張りすぎず、自分にたくさん優しくして下さい。

 

これからも、皆様が笑顔の時間がたくさん訪れますように!!

 

重複しますが、闘病記も書きたい事かなり書けてネタも減ってきました。

が、来年ももう少し、思いついた事をダラダラと更新させて頂こうと思います。

またお付き合い頂けるご縁がありましたら幸いでございます(*^^*)

 

少し早いですが、皆様良いお年をお迎えくださいませ。