34歳、独身、彼氏ナシ、子宮体癌闘病日記

34歳で子宮体癌デビューの闘病漫画ブログ

子宮体癌闘病記その73、超偏食!!抗がん剤中のご飯。

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2017年、8月後半、3回目の抗がん剤入院です。

 

今回から抗がん剤投与当日と翌日に

新たに吐き気止めの薬が追加されました。

私は特に吐き気が強く出ていたわけでは無いですが、

吐気が出る前に予防できるものは予防しておこうという事になったそうで、事前に吐き気止めを飲んでフォローしていく事になりました。

ただ、吐き気止めの薬がデカくて飲みにくかったです(笑)

 

そんな吐き気止めの効果か、今回も特に問題なく投与終了。

いつものように、投与日夜あたりからジワジワ食欲落ちてきて、

食事が欲しいと思わなくなっていきましたが、1,2回目よりは食べられていました。

 

吐き気止めが効いていたのもあると思いますが、

やっと3回目で食欲減退時もコレなら食べられる!というものを把握してきた、というのも大きかったです。

 

と、いう事で、今回は

抗がん剤の食欲減退の副作用時にでも食べやすかった食べ物

受け付けなくなる食べ物のお話です。

 

食欲減退に陥る一つの要因に、「味覚が変わる」というのもあります。

副作用が強く出る投与後の1週間、味覚が変わります。

いつもは美味しかったものがとても不味く感じるのです。

そして今まで特に食べたくなかったものが美味しかったりします。

 

私の場合はこんな感じでした↓

 

・食べられる

素麺、具の無いパン(メロンパンとかチーズパンとか食パン)、フルーツ、野菜ジュース、プリン、ゼリー、チーズ

 

温かいモノはその熱気だけで「うっ」っとなり食べる気が起きなかったので、温めなくても食べられるもの、尚且つ、具の少ないモノといったものが食べやすかったです。

調子が良くなってくると、好物のジャガイモ系の物も食べられたので、ポテチとかポテサラを食べたりしました。

チーズとパン以外は普段元気な時は特に食べたいとも思わないものばかりでしたが、抗がん剤中は不思議とそれらがとても美味しく感じました。

フルーツのゼリーなんか普段全く食べないのですが…

ツルっとヒンヤリしたものが入りやすいようです。

抗がん剤入院前にゼリーと野菜ジュースは数日分買い置きしておいて、投与後の動けない時に食べてました。

投与後の数日間は倦怠感が酷く、夜はお風呂に入る体力が残ってないので、抗がん剤中は幾らか体が動く昼の三時頃までにお風呂に入っていました。お風呂上りにゼリーを食べるのが抗がん剤中の定番となりました。

 

 

・食べられない

基本的に普段普通に食している食事、白米、油っぽいモノ、お肉、温かい食べ物

 

抗がん剤の食欲減退中はとにかく普段食べてたものの殆どが不思議なほどに美味しく感じなくなります(笑)

そして、薬が抜けてきて体調が戻ると不思議なほどにいつも通り食べられるようになります。本当に不思議です。

 

白米大好きなのですが、本当にびっくりするぐらい不味く感じます(笑)

油で炒めたものも、油の匂いだけで「もう結構です」となります。

油がダメという事は、お肉も無理。

食べられるものの選択肢が少ないので、同じようなものを繰り返し食べるのみです。

 

私が入院した病院は病院食が美味しいのですが、長く入院されている方程「美味しくない」とおっしゃっていて、入院したての頃はこんなに美味しいのに…と、不思議に思っていたのですが、こうして抗がん剤を続けて気が付きました。

病院食が不味くなったのではなく、

己の味覚がマズくなっている。と、いうことに(笑)

そう、病院食は変わらず美味しいのです。自分のベロが不味く受け止めてしまうのです。

 

そして、美味しくなかったという記憶が手伝って、味覚が戻っても病院食を食べたくなくなって行きます。

私も徐々に病院食を美味しく感じなくなってしまい、始めはご飯を素麺に代えてもらって病院食を食べていたのですが、それも段々食べたくなくなってしまい、購買で買ったパンとかを食べてました。

 

ですが、食欲減退で食べたくなくても食事を摂らないと体力が落ちてしまうので、

とにかく食べられるものを食べられる時に、ご飯の時間とか決めずに小分けにせっせと食べていました。

 

三回目の抗がん剤は、そういった自分の中の食事のルールが少しずつ固まってきた回でした。

これから抗がん剤なさる方や、抗がん剤始めたばかりの方も

なるべく早くご自分の食べられるもの、食べられないものを把握して、

出された病院食を無理に食べるのではなく、看護師さんと相談しながらメニューを変更してもらったり、病院食を止めてもらって自分で食べられるものを用意するなどして、とにかく食べられるものをどんどん食べる事をオススメします。

 

この時期は栄養バランスを気にして美味しく感じられないものを無理して食べるより、食べれるモノをとにかく取り込んだ方が体が楽だと思います(;^ω^)

私はそこに気付くまで少々時間がかかり、当時体重が激減してしまったので、抗がん剤中の食事、大事、本当。と、心から思いました(笑)